新年おめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
皆様に、ご報告があります。バニスターにとって、今年は新しいチャレンジがまた1つ増える2010年がスタートしました。来る2月に、バニスターシンガポールオフィスが開設されます。アジア市場でのオフィス開設は、創業時の僕たちの大きな夢でもありました。僕たちの夢のひとつとして持っていたのは、アジア市場でも同じく、ストーリーからデザインへ考える、左脳と右脳を刺激する強いブランドを創るチームを立ち上げることでした。これは、日本とアジアを一体化として考える、極めてボーダレスなアプローチへの挑戦です。

中国13億5000万人、インド11億9000万人、インドネシア2億2000万人、ベトナム9000万人などアジアは35億人の人口を擁しています。世界経済の中心は多彩な様相を呈しながら、徐々にしかし確実にアジアに向かいつつあります。今年は、その流れは一層明確になると思っています。その流れの中で、日本は優れたモノづくりが生まれる、安定した尊敬される国として確固たる地位を占めて行かなければならないと改めて思います。そのためには、アジア35億人の人々と共に楽しみながら、アジアの家族として、日本の持つ高度技術や安全性、品質力、デザイン力など様々な日本の知識をアジアの人々に享受してもらうことであると考えます。また、アジアの人々には共通の認識があると思っています。昨年、僕は、時間があればアジア各国を歩き回り、人や都市のエネルギーを体感することをしてきました。そこには、アジア人として理解し合える、言葉ではない精神的なつながりがあると確信しました。歴史的な視点で見れば、悲惨な時代を強制してきた日本があります。しかし、同じくアジア人としてここまで世界に台頭して来たという誇りも同時に感じます。
アジア人には、特有の誇りがあると思います。植民地や戦争という苦しい時代があったからこそ、粘り強い底力のようなものがアジア人にはあるのかもしれません。

日本発のチームであるバニスターは、アジア人の一員である日本人としての使命感を持ち、ストーリーからデザインへ考える、左脳と右脳を刺激する強いブランドを創ることをアジア市場で挑戦したいと思っています。僕たちは、そのベースをアジアのハブであるシンガポールであると考え、今回オフィスを開設することができました。僕らには、既に昨年からシンガポール人やフランス人のメンバーがいます。さらに今年は、中国人やタイ人のスタッフも、バニスターのメンバーとして参加することになります。多国籍チームになると、それぞれが違う価値観で、違う視点で、意見を言い合う。これはとても大切なことで、前向きな摩擦が無ければ、新しい解決方法は見つけることができません。恥ずかしながら英語が苦手な僕は、実はこの1年半、この夢を実現するため英語を勉強してきました。(笑)でも実は、大切なのは英語ではなく、お互いの価値観を理解し合い、刺激し合うことです。そして、強い信念を持つこと。その異なる視点を認め合い、楽しむことが大切であるということを実感しています。

これから僕らバニスターは全員、東京とシンガポールは勿論、アジア各地を走り回り、移動し続けていくチームになります。僕は、引き続き今年も同じように、東京だけでなく日本全国各地も走り回ります。鹿児島にも、北海道にも、大阪にも、京都にも、長野にも。(笑)
自ら移動し、人と出会い、空気を感じて、市場を知る。とにかく体験し、実感することを大切に、今年も頑張ります。これからバニスターは、東京オフィスとシンガポールオフィスという二つのオフィスをベースとして、日本を含めたアジア市場でのブランディングデザインチームと言えば、バニスターである。と、皆様に認識していただけるよう、今年も更なる飛躍を求めて、スピード感と挑戦する心を大切に、スタッフ一同邁進して参りたいと思います。どうぞ、今年もバニスターを可愛がって頂ければ幸いです。シンガポールオフィスの状況は、また写真などを含めて皆様にご報告できればと思っております。新春を迎え、皆様の益々のご発展をお祈り申し上げます。


追伸:WEBサイトを、リニューアルしました!
http://www.bannistar.com

今年が、駆け抜けて行きます。

B1.jpgB.jpg早いもので、今日はクリスマス。1年がこんなに早く過ぎ去ったのは、生まれて初めてかもしれません。
本当に早かった。今年、たくさん増えた8名のスタッフとそのパートナーたちが集まって、恒例のクリスマスパーティーが出来ました。今年は、日本人だけでなく、シンガポール人も、フランス人もバニスターのスタッフメンバーになった新しい1年でした。いろんな価値観が、この小さな会社の中で化学反応を起こして、ひとつのチームが一生懸命、試行錯誤しながら前に進んでいます。だから毎日、毎日、いろんなことがあります。新しい挑戦がたくさん生まれてきて、この挑戦を楽しめている僕たちに、時々驚くことがあります。それは、分かち合えるみんながいるから何事も前向きに、楽しく仕事ができているということなんですね。
やっぱり、仕事は人と人の絆です! 人種でも国籍でもない。理解し合える絆が大切だということを確信しました。

そして、来年に向けて、新しいバニスターのWEBも完成してきています。皆様にお届けする年賀状の準備も万端です!今年もあと数日。バニスターは、鏡餅の準備も始めました。もうすぐ新しい1年ですね。僕たちも今年、最後まで駆け抜けて頑張ります。皆様、よいクリスマスを!

バニスターの会社案内。

dezagen.jpg『デザインの現場』2009年12月号Vol.26 no.168「魅せる小型グラフィック」の特集に、弊社バニスターの会社案内の事例が掲載されました。
是非、ご覧になって下さい。
http://www.bijutsu.co.jp/dezagen/book/

危機感を、楽しめるか。

岩崎俊一さんの本を読みました。「やがて、いのちに変わるもの。」「21世紀に間に合いました。」、「美しい50歳がふえると、日本は変わると思う。」という、名コピーを創りあげる尊敬するコピーライターの1人です。
かつて、私がNTTの宣伝時代に岩崎さんと何度かお仕事をさせて頂いたことがありました。当時、僕は23歳。岩崎さんの言葉を聞き漏らしていたに違いありません。しかし、印象的に覚えていることがあります。それは、岩崎さんが提案したコピーを、愛情をこめてゆっくりと朗読すること。言葉の中に魂を感じたことを覚えています。あれから、10数年たった今、「言葉」とはいったい何を表現することなのか、わずかばかりですが、感じることが出来てきました。

何を見出すかということを、言葉の中に誠実に込めていく。決して、ただ単に言葉を探すことではないはずです。
バニスターも2度目の年末を迎えようとしています。会社というのも、言葉と同じように、安定した会社とは何かということを探すのではなく、会社が何を見出し、何を成し遂げるのか、会社という中に何を込めて戦うのか。そういうチームなのだと思います。そして、正しくすべての会社に対して、その真価が問われている時代へと入っているような気がします。僕らの強みは、「守るものなど無い。」ということです。挑戦しなくては何も始まらない。僕らは努力を止めれば、すぐ消えてなくなってしまう程度の小さい会社です。つまり、危機感を楽しむ力量が、僕に求められているのです。しかしありがたいことに、面接を通してこんな小さい会社に沢山の方々が興味を持ってくれ、そして自分自身の挑戦を、バニスターの挑戦と重ねてみようとしてくれている人たちがいる、これには本当にびっくりします。多分それは、守るものなど無いという考え方が根底に流れている僕らだからこそ、同時に、自分の夢を重ねてみようと思ってくれるのかもしれません。決して、従来のベンチャーという響きのものでもありません。僕らは、今までにはない、新しい日本のチームを創るのです。今月にまた1人。そして、来年早々にまた1人。新しいメンバーがバニスターに加わってくれます。そして、2010年1月には、バニスターの次なる新しい挑戦をWEBとブログでご報告したいと思っています。まさに今は、言葉で語る前に、言葉の中に大切なことを込めている時間です。競争化するグローバル化社会、低迷する日本経済と地方の活性化、この2つの社会がそれぞれ孤立しないように、バニスターこそ、その2つの社会のあいだで確かに存在するチームでありたい、その想いを2010年の始めにお話したいと思います。身震いがする程、今はドキドキしています。きっと、危機感を楽しめないと、新しい挑戦は生まれないのだと思います。

暮らしが求める活力

IMG_0124.JPG.jpegマレーシアのクアラルンプールに出かけていました。鹿児島に行くように、北海道に行くように、同じように僕は地元の友人を必ず創ります。そして必ずスーパーマーケットと市場へ出かけます。今回は、クアラルンプールで活動しているデザイン業界やファッション業界の彼らといろいろ情報交換をすることができました。

IMG_0086-3e9c1.JPG.jpeg今年に入ってから、アジアの各国に行くと、必ずと言っていいほど考えさせられるものがあります。それは日本とアジアです。
日本人はアジアの人々とどうしたら共存できるのかということです。これは大きなテーマですね。僕が考えて答えがでるようなレベルじゃない。
だけど、彼らと何日も一緒にいて話をしたり、遊びに行ったりすると、僕と何も変わらないということを実感します。
同じようにiPhoneを使い、SMSをし、スターバックスに行き、格好いい車が欲しいし、おいしい食事にも食べに行きたい。
そして郊外に憧れのマンションを買って、家具や家電をそろえることを楽しんでいる。町中のアイスクリームショップで行った友達のバースデーパーティーにも参加してきました。ただ一方で、同じ国の中に、とてつもなく大きな格差があることがアジアの国々を複雑化させているのだと思うのです。
その不幸な格差を生んだのは、歴史的な視点で見れば日本人にも大きな責任があると僕は思っています。
しかし、人の数よりも多く、暮らしの中で幸せと感じることがもっと沢山あるはずで、僕はその幸せに出会うことを楽しみにしているし、その幸せを創りだすために、僕らは仕事し続けたいと改めて思います。モノづくりを生活レベルで考えるのではなく、よい暮らしを求めるという活力の度合いこそが、モノづくりのヒントになるのだとおもうのです。マレーシアの彼らは、マレー語を話しながらも、中国語、英語を操りながら、3つの言語で会話が進んでいく柔軟さと力強さを持っていました。同時に、そのコミュニケーション力に日本人が負けていく危うさも感じます。僕も彼らに負けてはいられません。もっともっと貪欲に頑張らないと。

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