今日は、最近ちょっと感じたことをひとつ。先日、外国人のお客様を連れて、築地市場に行ってきました。朝の4時半に起きて、5時からのマグロのセリを見る!というコースです。Lonely Planet Guide Bookにも書かれているとっても大人気の観光地の1つです。この本の中には、「築地のセリは一般に公開され、朝5時ごろから始まる。そのため築地見学は時差ボケの快調に最適だ」と書いてあるそう。それにしてももう少し、他の言い回しで紹介できるだろうにと思います。(笑) 魚に触るとか外国人のマナーの悪さが問題で、かつて何度か見学を中止したことある築地のマグロのセリ。そこまで、エキサイティングする要素が早朝の築地にあるのか、僕も半信半疑でしたが、早起きをして見学に行ってきました。

結論から言うと、とにかく面白い! 素晴らしい!見たことの無いTOKYOがあります。 マグロのセリの風景だけでなく、セリ人のマグロを見る真剣な眼差しや、色や味を見極めてるプロたちの仕事ぶりは朝5時半の仕事とは思えません。場内の仲卸業者の店の数々も面白い! 魚がこんなにも美しいものなんだと改めて思える程、新鮮で、キラキラしていて、醤油をもってこの中を歩きたくなるくらい場所でした。

見学してみて、まず、外国人や観光地云々の前に、日本人に対する食育の場として考えさせる場所なのではないかと思いました。海に囲まれた島国である日本人は、海から豊かな恵みを得ています。限りある海の資源をこれからどのように考えるのか? つまり、市場には、食の問題も、環境の問題も考えられることはいくらでもあるのです。 銀座から歩いて数分のところにこんな素晴らしい、学習できる場所があるじゃないか! 観光業をしている友人ですら行ったことがないという築地。是非、日本人全員が行くべきです。

食することはもちろん、食するために人間がしなくてはいけないこと、いろんなことを考えられる場所です。将来、築地市場を沢山の人に見てもらえる場所にすべきなんだと思います。 勿論、マナーの悪さは問題外。それを防ぐ手当はいくらでもあるように思えました。警備員の質の向上、見学通路の整備などなど。市場側が、設備上、見学客を迎え入れる環境になっていないことのほうが問題。解決できる問題で、例えば入場料を取るなどで観光や教育ビジネスとして成り立つはずです。近々、築地市場の移転計画案が可決されるそうですが、是非日本人にとって、食資源を考え、地球環境を考える場所になるよう、21世紀の市場のあり方も議論してもらいたいものです。

写真.jpg

Actually, there is a place to think over food resources in Tokyo

The other day I took foreign visitors to the Tsukiji Market, scheduled to wake up on 4:30am and watch the auction from 5:00am. This is one of the most eminent sites in Japan and introduced in Lonely Planet Guide Book as well. An excerpt from this book refers “Tsukiji’s auction is open to public and can be seen from around 5:00am, most suitable during jet-lag.” However, I wonder if there wasn’t a better way to introduce than this. In the past, the auction has been prohibited to public few times due to foreign traveler’s insolent manners such as touching the fishes etc. However I was dubious about the popularity and the fascination of this place at the beginning, so I woke up early to find out.

In conclusion it was so entertaining! Marvelous! I can guarantee you to discover new TOKYO scenery. Not only the tuna auction but also the auction participant’s serious expression and the professionals discreetly checking the color and taste of tuna, their enthusiasm were obviously standing out from the stagnant atmosphere of 5:00am. The shining fresh fishes once again ascertained me their beauty and I felt like walking around with soy sauce in my hand.

Through my observation I thought to myself that this place could be suitable even for us Japanese to study our own food culture. This island country has been blessed with seafood, so how can we consider this limited amount of resources? Thus what I’m trying to put stress on is the fact that there is a place like Tsukiji only few minutes on foot from Ginza, arranged to educate us everything about Japanese food issues, environmental issues and all the other concerns we must tackle. Even my friend who engages in tourist trade has never been to Tsukiji. All Japanese should go, seriously.

Not merely eating but also this place is the best impetus to think over what human beings must do in order to satiate the appetite. Needless to say, insolent manners must be prohibited. However there seems to be many solutions such as developing guard’s faculty or keeping passages in good condition and so on. I rather regard the market not preparing their environment enough for visitors a problem. For instance it can be improved by charging entrance fee etc. and if so, I’d presume the site will become a profitable business for tourism and education.

Recently I heard a scheme to transfer Tsukiji market’s location is going to be approved. I’d strongly hope that they would also discuss about the site’s potential to change people’s viewpoint towards food resource and planet environment.

家族の肖像。

001.jpg

バニスターももうすぐ2歳。バニスターシンガポールがスタートしたことも記念して、僕らの家族写真が撮りたくなりました。先日シンガポールチームが東京に合流したので、バニスターズ全員で近所の神楽坂写真館へ。

実はこの写真、神楽坂のショーウィンドーに飾られています。最近では、中華屋さんや惣菜屋さん、おそば屋さん、文房具さんなどなど、商店街の人とも挨拶ができるようになって、 今では神楽坂住民です。笑

003.jpg

最近、いろんな方々に会っています。年に1度か2度、とにかく、いろんな人に会いたくなる病なのです。正しく、巡業です。出稽古のようなものです。笑 テーマを僕の中で設定して、いろんな方々の話を聞かせてもらうのです。ソニーの吉村さん、伊勢丹の相馬さん、日経の鈴木さん、トヨタの島本くん、ビジュアルクリエイターの太くん、アートNPOリンクの樋口くん、どの方も日本を隈無く知りつつ、世界を俯瞰して見ている方々だから、いつも話の密度が濃い。日本と比較しながら話をしていくと、ボーっと次の何かが見えてくるのです。どの方の話もやはりテーマは「どうやって、次に行くか」。「次の時代」に向けて、何を挑んでいるのかという話です。

大概、日本の話をしていると、内向きに向かうエネルギーと外向きに向かうエネルギーのバランスについて話すことになります。そして、やっぱり日本は、凄い!という話で最後はまとまる。これは不思議なことです。かなり強く「日本はダメだよね。もう。」と悲観しながら、一方でメチャクチャ信じているし、愛しているのです自分の国を。これこそが、莫大なエネルギーになるのではないかと感じます。愛国心というロイヤリティを大切に育てながら、この国には、息の根の長くて、壮大な夢のある挑戦が必要なんだなと思います。だから、なかなか立ち向かおうとする勇敢な戦士がいないのかもしれません。そのためには、相当な決断と勇気が必要ですから。笑

今年に入って、「実は、シンガポールオフィスを作りました」とお話すると、時々、心配そうな顔で声をかけて頂くことがあります。経済環境が悪いこの時期ですし、若輩者の僕がやっているのですから仕方がありません。笑 しかし、東南アジアを上からの目線で、差別的に下に見ている人がまだいることに、ちょっと残念な気持ちになることがあります。日本の方が負けているようなことが沢山あるのに。。。。飛行機で7時間も離れた国だけどアジア人同士として、深く共感できることが沢山あります。それは、ベトナムでも、タイでも、マレーシアでも、インドネシアでも、韓国でも、中国でも、台湾でも感じることです。今まで、僕もアジア人をこんなに意識したことはありませんでした。過去に、日本人にもうえつけられていたような、自分たちの人生に対して避けられない運命を信じこむのではなく、自ら切り開き、運命を決めることができるチカラが既にあるんだという自信が、今まさにアジア人に溢れかえっています。そして、日本人も、それに負けじと自分で自分の道を抉じ開けようとしている精神力と気力は、本来アジア人が根底に持っているエネルギーであると思うのです。

150年前、福澤諭吉は、近隣諸国の開明を待ってともにアジアを発展させる道を選んで時間を空費するのではなく、アジアの一国という立場を離れて西欧の文明国と運命を共にすべきで、それこそが日本が取らねばならない政策だと述べています。この当時、正しい戦略だったのだと思うのです。そして、世界を俯瞰して大きく捉えたからこそ、日本の成功が手本になり、アジア諸国にサクセスストーリーをもたらすことができた。結果的にアジアの台頭に、日本が貢献しているのです。やはりここにも、内向きに向かうエネルギーと外向きに向かうエネルギーのバランスが存在していたということになります。

余談ですが、私の祖父が、今から90年前の昭和初期にインドネシアのパダンで、百貨店から派遣されて、メリヤス(ニット編み)の作成技術を現地の人に教えていたそうです。船に乗り、長い時間をかけて、当時インドネシアに向かったのだと思うと、胸が熱くなります。私が小さい頃、祖父は地域の人たちのことをいつも気にかけていました。おそらく、自分が継承した技術のその後と、アジア人として仲間として共有できた何か思い出があったのでしょう。それから90年経って、今もう一度、アジア人と共に、日本を含むパン・アジアを考えることを、僕は挑戦したのだと思っています。まさに、これから本格的に始まる21世紀は、アジアらしさとは何かを考える、絶好のタイミングなのだと心からそう思うのです。

そして僕らバニスターは、クリエイティブのチカラで、この広いアジアを知っていくことになるのでしょう。そして、主にアジア人で構成された多民族クリエイティブチームでありたいと思います。人と自然を、優しく繋ぐアジアを、僕らの壮大なクリエイティブプロジェクトというカタチで、皆さんに紹介できたらと思っています。

IMG_2758.JPG

BANNISTAR SINGAPORE Pte. Ltd.

28 Maxwell Road, #03-09, red dot Traffic Singapore 069120

つまり、こういう挑戦をしたいのです。

一人一人に、この気持ちと挑戦が大切なのだと思います。素直に。笑  当たり前のことを問い直すこと。彼のような、チームでありたいと思います。

勇気と、楽しさを大切にして。挑戦をし続けることが、この上ない楽しさを生むのです。

さあ。僕たちも、新しいプロジェクトを立ち上げます!

カタチを撮る。暮らしを切り取る。

僕らのメンバーの1人が「たまには、日常的な話も書いてくださいよ。」と軽く注意されたので、身近な話をひとつ。最近、デジタルカメラを買いました。

履歴書にかけるような趣味が僕にはないもので、強いて上げるなら「バニスター」と書くくらいでしょうか。笑 冗談はさておき、趣味と言えるのかわかりませんが、僕の趣味は、デパートやスーパーマーケットに行くだけで完結します。特に「食べること」が大好きな僕は、スーパーマーケットで長い時間ダラダラと買い物をし、家でサッと料理を作り、そしてガツガツ食べる。こんなことを帰宅後、夜中0時頃から、自宅のキッチンで始めることがあります。仕事とは違う「料理の脳」を動かしたくなるのです。

そんな暮らしの中で、素直に気づいたことを記録しようと思っています。あくまでも視点は主婦感覚なのでしょうか? 簡単にサッとできる、料理を極めてみようと思っています。次第にネタがまとまってきたら、商品ブランドを創る仕事を持つ僕が、1人の料理男子として何に気づくのか、そんなことを書き物としてもまとめられたらと企んでいます。笑

そのためにも、暮らしを切る撮る写真を用意する必要があったのです。そこでデジタルカメラの購入を決断!実は、驚いたことが1つありました。カメラを持ち歩く気分になると、自分の体内スピードもちょっとアナログになるようです。自転車に乗って移動したり、街をとにかく歩いてみたりするものですね。とても不思議です。そうやって日々の暮らし方も少し変わったりする。携帯カメラの画素数がUPしても決してそんな行動の変化はなかったのに、カメラの姿を持つだけで、特別な気分になります。感覚的に覚えている「カタチ」は、やはり大切なのかもしれません。

やっぱり、クリエイティブの話に繋がって行きますね。 暮らしを切り取ること。未来を少し創造してみること。そうやって「カタチを撮る」ことで、もう一度、何か再発見できたらと思っています。きっと、素敵なストーリーを見つけられるような気がしています。