November 2009

危機感を、楽しめるか。

岩崎俊一さんの本を読みました。「やがて、いのちに変わるもの。」「21世紀に間に合いました。」、「美しい50歳がふえると、日本は変わると思う。」という、名コピーを創りあげる尊敬するコピーライターの1人です。
かつて、私がNTTの宣伝時代に岩崎さんと何度かお仕事をさせて頂いたことがありました。当時、僕は23歳。岩崎さんの言葉を聞き漏らしていたに違いありません。しかし、印象的に覚えていることがあります。それは、岩崎さんが提案したコピーを、愛情をこめてゆっくりと朗読すること。言葉の中に魂を感じたことを覚えています。あれから、10数年たった今、「言葉」とはいったい何を表現することなのか、わずかばかりですが、感じることが出来てきました。

何を見出すかということを、言葉の中に誠実に込めていく。決して、ただ単に言葉を探すことではないはずです。
バニスターも2度目の年末を迎えようとしています。会社というのも、言葉と同じように、安定した会社とは何かということを探すのではなく、会社が何を見出し、何を成し遂げるのか、会社という中に何を込めて戦うのか。そういうチームなのだと思います。そして、正しくすべての会社に対して、その真価が問われている時代へと入っているような気がします。僕らの強みは、「守るものなど無い。」ということです。挑戦しなくては何も始まらない。僕らは努力を止めれば、すぐ消えてなくなってしまう程度の小さい会社です。つまり、危機感を楽しむ力量が、僕に求められているのです。しかしありがたいことに、面接を通してこんな小さい会社に沢山の方々が興味を持ってくれ、そして自分自身の挑戦を、バニスターの挑戦と重ねてみようとしてくれている人たちがいる、これには本当にびっくりします。多分それは、守るものなど無いという考え方が根底に流れている僕らだからこそ、同時に、自分の夢を重ねてみようと思ってくれるのかもしれません。決して、従来のベンチャーという響きのものでもありません。僕らは、今までにはない、新しい日本のチームを創るのです。今月にまた1人。そして、来年早々にまた1人。新しいメンバーがバニスターに加わってくれます。そして、2010年1月には、バニスターの次なる新しい挑戦をWEBとブログでご報告したいと思っています。まさに今は、言葉で語る前に、言葉の中に大切なことを込めている時間です。競争化するグローバル化社会、低迷する日本経済と地方の活性化、この2つの社会がそれぞれ孤立しないように、バニスターこそ、その2つの社会のあいだで確かに存在するチームでありたい、その想いを2010年の始めにお話したいと思います。身震いがする程、今はドキドキしています。きっと、危機感を楽しめないと、新しい挑戦は生まれないのだと思います。