April 2009

CA3A0161.jpg最近改めて『状況をデザインする』という言葉を良く使います。『状況』とは、時とともに変化する物事の、その時その時のありさまや様子。『デザイン』とは、目的をもって具体的に立案・設計することです。僕たちの仕事こそ、正しくその状況をどのように読み解き、どのように推測し、どのような目的をもって具体的に立案するのかという活動そのものだとあらためて感じています。『状況をデザインする』というのは、必ずしも経済活動の中で起こることではなく、社会活動や環境活動、福祉活動など様々な社会的責任を遂行しようとすればするほど、必ず『状況をデザイン』しなくては成功しないものだと思っています。バニスターのこどもプロジェクトも、農業プロジェクトも、バニスターゼミナールも状況をどう読み解き、何に問題意識を持つのかという内容によっては全ての計画の設計図が崩れて行きます。先日、新しいバニスターのWEBについて議論することがあり、改めて僕自身、WEBで『状況をデザイン』できないだろうかと今も悩み続けています。時とともに変化するから、単に画面を動かしてしまおうということではなく、静止していても何かそこで伝えられている状況をデザインしているもの。それはWEBだからとか紙だからではく、その中で語られていることが全てなのかもしれません。とは言っても、難しいことです。一方で、毎日の世界のニュースに目を向けてみると、今まさに、様々なものが崩れ、壊れ、表層的につくられたあやふやなボーダレス化ではなく、全く新しくグローバリゼーションの真価が問われようとしているこのゲームの中で、ニッポンという、堅実で匠な刀を懐にしたためながら、「世界」という国家や地域の概念ではなく「地球」という枠でどのように向き合うのか。正しく、あえて今だからこそ『状況をデザインする』ということをテーマにすることに意義があるような気がしているのです。

追伸)バニスターのオフィスから見える桜です。今は花吹雪が舞っています。

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